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2020-03-30

パッシブデザイン:陽の温かみを感じる暮らし

以前からずっと欲しくて、飾ってみたいと思っていたラジオメーターをようやく購入し、自宅の窓際にインテリアに置きました(^^♪

ラジオメーターとは元々1870年代に考案された光エネルギー運動エネルギーに変換する実験器具。光の強さや光源によって回転する速度が変わります。
朝はゆっくり回っていましたが、お昼からは太陽の光を燦々と受け、高速回転していました。

建築にも、特に日本の昔ながらの生活の中にも、光や風を自然のエネルギーを取り込み、その恵みを利用しながら生活することがあたりまえの時代があった。夏は、深い軒で日差しを遮り、家中を風が通り抜け、風鈴の音で涼を楽しむ。 冬は、取り込んだ日なたで暖まる縁側に座り、寝ころぶ猫の横で読書をしたりする。

現代でもその考えや手法はパッシブデザインと言われ、現代の住宅にも取り入れられてきています。
僕らもできる限り過度の設備に頼ることなく、そんな自然とともにある暮らしを大切にしています。
風や日の光といった自然の力をできる限り利用し、設備に頼り過ぎない暮らしとなるよう、
それぞれの敷地特有の風土や周りの環境を設計のヒントにしながら、お庭や窓の切り取り方を考えています。

そんな思いや、自然の豊かさが可視化できるラジオメーター。
窓際のインテリアとしていかがでしょうか。
ぜひとも陽の温かみを感じる暮らしを。

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