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2019-07-06

『対庭の家』

敷地は三条市の郊外の住宅地にある土地。
東側と北側に接道する角地である。

敷地は、農地および農作業小屋のあった土地を3区画に分割して売買されていた物件の一区画であった。
敷地調査の際、はじめはとても開けたのどかな場所という印象であった。
しかし、残りの2区画のうちの一つは計画敷地の南面にあり、敷地面積もとても広い区画であったため、まずはいずれ建つであろう隣家のボリューム検討から始めることとした。
想定できるかぎりの最も悪条件になるボリューム検討をおこない、太陽光シミュレーションや3Dパースなどにより、こちらの建物の配置計画とボリューム検討や開口部の検討を重ねた。
すると、南面からの直接的な採光を室内に取り入れることは難しかった。
南面に大きな庭を設け、その庭に対して開く案も検討したが、隣家からの視線や隣家を望む風情の無い庭を設ける事に違和感があった。
そこで、公園に面した東の道路側に光庭をしつらえ、その庭を玄関・キッチン・洗面脱衣室でコの字に取り囲み、廊下やデッキでつながることで、庭を中心に家族の動線が周ることを意図した。
また、南面も直接的に採光は望めないが、隣家の塀との間には少しゆとりがあったため、利用できないものかと考え、程よい光が注ぐ趣のある坪庭を配し、そこにリビングを設けることで、
まるで美術館にいるような心地よい上質な空間に仕立て上げた。

内部構成では、寝室・ファミリークローゼットも1Fに計画し、ダイニングやキッチン・トイレと隣接して計画することで、将来的に1Fのみで生活を完結できる空間構成とした。
これによって手を入れながら長期的に家族が住まい、家族の想いや歴史が刻まれていく住宅になっていくことを意識した。

『対庭の家』:専用住宅

 所在地  : 三条市新堀
 用途地域 : 指定なし(都市計画区域内 区域区分未設定区域)
 防火指定 : 法第22条区域
 構造   : 木造軸組金物工法(耐震等級2)
 認定長期優良住宅 Ua値:0.50 [W/㎡K] ηa値:1.6[W/(㎡・K)] 
 階数   : 地上2階
 最高高さ : 6.525M
 最高軒高 : 5.925M
 前面道路 : 5.0M(東側)、5.5M(北側)
 敷地面積 : 231.41㎡
 建築面積 : 78.65㎡
 延床面積 : 113.42㎡(1F:72.02㎡ / 2F:41.40㎡)
 竣工   : 2019年12月13日

 

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