『斜光の家』

『斜光の家』:専用住宅

 所在地  : 新潟市中央区鳥屋野
 用途地域 : 第1種住居専用地域
 防火指定 : 法第22条区域
 構造   : 木造軸組金物工法(耐震等級2)
 階数   : 地上2階
 最高高さ : 6.615M
 最高軒高 : 6.055M
 前面道路 : 6.0M
 敷地面積 : 184.84㎡
 建築面積 : 81.55㎡
 延床面積 : 111.36㎡(1F:69.96㎡ / 2F:41.40㎡)
 竣工   : 2018年10月25日


敷地は都市部の住宅密集地。
空き家になっていた持ち家の建替えの計画です。
敷地は、南面を隣家によって大きく遮られ、建替え前の暮らしでは、日中も照明をつけることを余儀なくされていた。
さらに敷地は、前面道路に対して敷地間口が約8mとやや狭いながらも、
4台分の駐車スペースと3,4台の駐輪スペースの確保をご希望されていた。
そのため、太陽光シミュレーションや模型、3Dパースなどにより、
配置計画とボリューム検討を重ねた末、この計画に至った。

外観ファサードは、建物高さをできるだけ低く抑え、近隣との調和を図った。
外壁上部はガルバリウム鋼板で軽い印象とし、下の玄関アプローチ部分を趣のある左官仕上げの塗り壁とした。
前面道路からの目隠しとして設けた木格子は、やわらかな光の印影を生み出すことにも一役買っており、さらに深い軒や木格子により、建物重心を低く見せる効果をつくり、ファサードをより一層落ち着きのある印象へとしている。

内部は、南の斜めから差し込む光をできる限り室内へ取り入れるため、素直に壁を斜めに向け、開口部を長く大きくすることにした。
斜めの壁は、庭を通じて近隣の植栽をうまく取り込みながら外部と程よくつながっており、室内も床が伸びたような錯覚で、より広く奥行を生み出す効果を持っている。そのため他の窓の位置や高さ、大きさなどにも気を使い、外部への抜け感を意識した。
光を取り込んだ室内をより明るく、そしてより広く見せるため、極力シンプルな間取り構成とし、シンプルな色や素材、シンプルなデザインを意図したが、シンプルな構成は時としてチープな印象を与えかねないため、ディテールに注意を払い、より繊細な素材使い、繊細なデザインを心掛けた。