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想い

『暮らしをそっと照らす住まい』をご提案いたします。

〈『less is more』より少ないことは、より豊かなこと〉
建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。
日本にも『機能美』という言葉があり、「余分な装飾を排した結果、自然に現れる美しさ」を意味しています。現代社会では多くのモノや情報であふれ、便利さが求められる今の時代において、暮らし方には様々な悩み、そして多くの要望がありますが、未来を見据え本当に必要なものを選択していくことを大切にしています。 ”過度の便利さ”や”あたりまえの快適さ”によって、失われてしまいがちな感謝や想いやりの心を育みながら、日々豊かに暮らしていくことが何より価値のある事だと考えています。

〈時間をかけて考えることや作ること、時とともに変化していくもの〉
工業化された量産品ではなく、手間を惜しまず、職人の手仕事で仕上げたり、一から作ったりしたものは、時と共に色や表情が変化しながら、 豊かな風合いを生み出してくれます。 木や鉄などといった自然素材もまた、色褪せたり朽ちたりしていくことで、儚さや尊さを感じさせてくれます。 そうした何気ない変化は、味わいを生み出し、家族の想い出の時間と共に愛着を持って、手をかけながら暮らしていく喜びを感じさせてくれると思っています。

〈便利さや設備に頼り過ぎない暮らし〉
夏は、深い軒で日差しを遮り、家中を風が通り抜け、風鈴の音で涼を楽しむ。 冬は、取り込んだ日なたで暖まる縁側に座り、寝ころぶ猫の横で読書をしたりする。 そんな自然とともにある暮らしを大切にしています。 風や日の光といった自然の力をできる限り利用し、設備に頼り過ぎない暮らしとなるよう、それぞれの敷地特有の風土や周りの環境を設計のヒントにしながら、お庭や窓の切り取り方を考えています。